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九州の鉄道はズタズタです
2020年07月06日 (月) 22:21 | 編集
 
今月4日未明からの熊本県〜鹿児島県の記録的豪雨により、球磨川が氾濫し、流域では各所で甚大な被害が出ています。
JR九州の肥薩線も大きな被害を受け、全線で運転を見合わせています。
肥薩線は、現在の鹿児島本線が開通するまで熊本と鹿児島を結ぶ南九州の動脈であり、明治末期に作られたインフラが現役でした。


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今回の豪雨でそれらのうち、球磨川第一・第二橋梁が流失したショックは大きいものがあります。
この橋梁は1908年の完成、当時のアメリカン・ブリッジ社による建設で、石とレンガでできた橋脚と「トランケート式」という珍しい構造のトラスを持っていました。


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球磨川は、最上川や富士川とともに日本三大急流のひとつといわれ、「暴れ川」の異名をもつように、過去にも度々洪水被害をもたらしてきました。
球磨川水系では1966年から治水など多目的の国営川辺川ダム計画が進められていましたが、計画に反対する流域市町村の意向をくんだ蒲島熊本県知事は2008年9月に計画の白紙撤回を表明し、奇しくも当時、政権交代により誕生した民主党政権も全国各地のダム計画の中止を打ち出し、球磨川水系でもダム計画の中止が正式決定、、、、2009年から国と県、流域市町村でダムに代わる治水策を協議してきたものの、抜本策を打ち出せずにいたとのこと。
蒲島知事は昨日(5日)、報道陣に「ダムによらない治水を12年間で出来なかったことが非常に悔やまれる」と語りました。

知事の会見内容を読みましたが、たしかに2009年時点での計画中止は、民意に支持されてのことだったでしょう。
しかし、それから12年間、どれだけ真剣に「ダムによらない治水」を協議・推進してきたのかというと、懐疑的な見方をせざるを得ません。
本当に真剣に(夢物語ではなく現実的に)協議していたのなら、12年を待たずして「やはりダムに頼らざるを得ない」という結論になっていたのではないでしょうか。

2009年にダム計画が中止されたことで頭書の目標達成、、、それで満足しちゃったんですね、きっと、、、でもそんなこと、これだけ被害が出た後には言えない、絶対に言えない、、、と。



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