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未熟者
2008年09月29日 (月) 14:02 | 編集
以前、ウチに通っていた患者さんからハガキが届きました。

内容はというと、一応お礼状に分類されるのでしょうか、、、。



この患者さん、近所にお住まいではなく、遠くから通っていただいておりました。

症例としては相当な難症例でした。

治療期間も相応にかかったわけですが、当初の状況に比べればかなり改善され、患者さんからもそれなりに感謝していただいておりました。

しかし、これは人間の欲求としては当たり前の事なのでしょうけど、状況が改善すると、今度はさらに「もう少し良くできないか」という願望が出てくるわけです。

こちらとしては、ここまで良くするだけでも相当に大変だったわけで、「これ以上良くしようとするなら、今ある歯を極力抜かずに活かすという現在の治療方針では無理なのです。治療方針を根本から見直して何本かの抜歯もしなくてはなりません。」という説明をしたわけです。

患者さんにとってみると「ここまで良くなったんだから、さらにもう少し良くなって然るべき」という期待があったのでしょう。

しかし期待をしてもそれがかなわないと、期待は失望へ、そして不満へと変化してゆきます。

実は同時期、患者さんは私生活でも何かと大変だったようで、上記の私がした説明は相当に精神的にこたえたようなのです。それも重なって「最近は上手く美味しく食べれない」と訴える状況になってきました。

そうなってくるともう負のスパイラルです。治療方針の転換をするかどうかを話し合えば話し合うほど患者さんは精神的に落ち込んでいくように見えました。

そうこうするうちに患者さんは当院にいらっしゃらなくなりました。

そして半年以上が過ぎ、本日ハガキが届いたというわけです。


ハガキには、放置していたこともあり夏に痛みが生じ、ついに我慢出来なくなって近くの歯医者さんに行き、処置を受けた旨、、、その後、その先生の御尽力により状態は改善されて、今は一生懸命食べるように努力している旨が記されておりました。

文面とその行間からは、精神的にも随分元気になられたのだな、、、という印象を受けました。



患者さんが良き歯科医師に巡り会えて良かったなと思う反面、自分の力不足を痛感しました。

そして、上記のような負のスパイラルからの脱出方法ですが、、、これはいまだにどうすれば良かったのかわからないままです。


おいら、まさに未熟者ですわ。



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