FC2ブログ
incho.gif
 院長:茂木信道の診療室へお越しの方はコチラからど~ぞ
 2005年3月以前の旧院長室はコチラからどうぞ
ベンチがアホやから復興がでけへん
2011年07月29日 (金) 22:30 | 編集
 
先月20日から東日本大震災の被災地の復興支援という名目で、被災者を対象に東北地方を中心とした高速道路20路線の無料化が始まって、40日が経過しました。
東北6県に加えて茨城県と新潟県の一部の高速道路も含まれるという、極めて広範囲な無料化政策です。
高速道路を無料で利用するためには、市町村が発行する被災証明書、罹災証明書、罹災届出証明書などが必要で、これを免許証などの本人が確認できるものと一緒に料金所に提示するわけです。


上記は皆さんの多くが既に御存知のことと思います。
以下には、あまり知られていないというか、関東の我々にはほとんど知られていない、おいらも最近知ったことを書こうと思います。


まず、被災証明書の発行には特に「基準」は定められておらず、発行する市町村の判断であり、書式もバラバラであるということ。
そのため、多くの市町村で停電が2日あっただけでもこれを「被災」とみなし、被災証明書を発行しているということ。
さらに、一部の市町村では、親族が被災した場合も被災証明書発行の対象にしているということ。

不謹慎だと非難されることを恐れずに書くならば、内陸部などで実質的な被害がなかった人も、たった2日間停電しただけで被災とみなされて高速道路を無料で利用できるという制度には違和感を禁じ得ません。
これが「被災」というならば、社会活動の活発な時間帯をターゲットにして何日も停電した計画停電の死のグループ:第1グループも立派に被災していることになります。
「みなし被災者」を無料にするなら、ボランティアで被災地に入った人達こそ無料にすべきだと思うのですが。。。

特に、三陸地方の沿岸部などの本当に甚大な被害を受けた人達は近くを高速道路が走っていない、、、よって無料化の恩恵をあまり受けていないのに対して、「みなし被災者」の多い被害の軽微な内陸部ほど近くを高速道路が走っていて、無料化の恩恵を受けることができるという、完全なる矛盾。

ただし、この被災証明書を発行している市町村を責めることも出来ません。
ただでさえ大混乱であろう市役所や町役場に、高速道路無料利用のための被災証明書の発行という新たな事務作業が加わったわけです。
申請者個々の被害状況をひとつひとつ確認することなど到底無理なことは容易に想像がつきます。
「不公平だ!」と言われないためには申請者全員に行き渡るような方法しかとれないのも理解できます。

国が制度だけ作ってその実務を末端に丸投げしたのだから、これは当然の結果でしょう。(次々に不要不急な紙出しを義務づけられ、事務作業ばかりが増え、本業がままならなくなるという経験をした歯科医療機関の我々にとっては、他人事ではありません。)
人口の多い市の市役所では、証明書の受付開始をしてから数日の間、職員が他の事務作業が何も出来ない状態が続いたといいます。

証明書の書式は市町村によってテンデンバラバラ、、、おかげで料金所では確認のため通過に通常の何倍もの時間を要する、、、ETC専用のゲートが増えたせいで有人料金所は数少なく確認作業はさらに滞る、、、本線上まで車列が伸びて大渋滞が発生、、、その結果、ETC搭載車までが渋滞の列に並ぶという、笑うに笑えぬ「超」がつく悪循環。。。

アホな政権が思いつきで人気取りのための制度だけを作り、証明書発行の基準や証明書の書式も決めず末端に丸投げし、本当に復興の支援を必要としている人達に対しての恩恵は少ない、、、
そして今回生じた高速道路料金の減収分は国の財源から補填、、、まぁいわゆるひとつの我々の税金ですワナ。


関連記事
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
まさしくぅ
こちら八戸なんぞ、高速のある被災地最北端。100円払いの区間に混み出すと本線まで車が並びます。並ぶのが嫌でETC100円使おうとするも、ならばなければETCにたどり着かない(ゲラゲラ)。
2011/07/30(土) 10:06 | URL | kuma #9d0sIJwg[編集]
書き込みありがとうございます。
無料化で減収するなら、その分を三陸道の建設費に回した方が結果的に復興が早まったような気も。。。
2011/07/30(土) 10:20 | URL | MG #Qi8cNrCA[編集]
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Powered by . / Template by sukechan.