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TVでは踏み込めないこと
2016年03月24日 (木) 22:12 | 編集
 
ベストセラー「五体不満足」などの執筆やスポーツライターとして活躍している乙武洋匡氏(39歳)が、五人の女性と不倫関係にあったという騒動に関して、TVのワイドショーの女性コメンテーターを始めとする人達は「今までつくしてきた奥様が可哀想」というスタンスで、かなり辛辣にコメントをしておられます。
特に今般、奥様から「妻である私にも責任の一端があると感じております」「本人はもちろん、私も深く反省しております。誠に申し訳ございませんでした」とのコメントが出されていることに関しては、「女にそれを言わせちゃいけない、最低ですね」などと、ことのほか憤慨しておられます。

たしかに健常者同士の夫婦ならまさにその通りなんです、、、でもTVではそれ以上は踏み込めませんよね。

乙武氏は、既存の「世の中の障害者を見る目」に対して疑問を呈する発言を続けていて、それは過去から一貫していて、氏のアイデンティティーにもなっています。
とはいえ、いかに精神的に強靭な乙武氏でも、やはり肉体的には健常者と全く同じ生活が出来るわけはなく、夫婦での家庭生活がイコール介護生活であることは否めません。
永遠に続く介護生活は、介護する側も介護される側も精神的に疲弊します。特に介護する側は精神的にはもちろん、肉体的にも非常に大きな負担を強いられます。
高齢者の介護に関しては、家族が「がんばりすぎ」てしまうと破綻を招くということで、介護施設や訪問ヘルパー等、代行業者の有効利用が推奨されていて、今や「がんばりすぎない」ことが常識になっています。
乙武さん夫婦も、奥様がその100%すべてを担っていたとは考えにくく、ヘルパーとは限りませんが、何かしらの奥様に代わって介助や介護をする人が一定数いたとしても全く不思議ではありません。
日常生活に関しては奥様の負担を減らす方策は色々と考えつくわけですが、性生活に関してはどうでしょうか。これに関しては夫婦双方の体力的負担や精神的葛藤などなど、我々が想像をしようとしても出来ない範疇に入ってしまいます。

たしかに社会通念上、不倫は許されないし、奥様も揃って謝罪したことに関しては「女にそれを言わしちゃいけない」という意見は至極当たり前です。
乙武氏にとっても「自分のケースは特別」となるのは、氏の築いてきたスタンスに反するでしょう。
しかし、このたびの「奥様からの謝罪コメント」からは色々な課題というか人生の悲喜を考えさせられるわけです。


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介護が社会問題になる前は、金銭を使って介護を他人に依頼するなどということはタブーであり、介護は身内で完結するのが当たり前でした。
かつては、介護業者の車が自宅の前に停車することは恥ずかしいことでした。今となってはごく普通のことですけど。



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