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交通網がズタズタです〜デマの話
2018年07月09日 (月) 22:18 | 編集
 
西日本を中心とした今回の豪雨での死者は、熊本地震による死者(50人)を大きく超え、今後は関連死も熊本地震(212名)を超えるであろうと予想されます。
避難所の環境も暑さのために相当に厳しいものになっていると思われ、高齢者を中心に熱中症など健康状態の悪化が心配されます。

そして、今回の豪雨では交通網の寸断状況も、東日本大震災以来の広範囲にわたるもので、特に中国・四国のJR在来線は「壊滅的状況」と言っても過言ではありません。
しかも全面復旧には相当の期間がかかると思われ、線区によっては数週間〜数ヶ月、橋梁や道床が流出した路線では半年〜1年以上かかる可能性があります。
道路も各所で寸断されていて、物流への影響も甚大、、、
山陽新幹線が現在平常通りに運行されているのが奇跡的、と言える状況です。


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そして、この豪雨に関連して、ツイッターなどSNSでは「レスキュー隊のような服を着た窃盗グループが被災地に入っている」などの情報が急速に拡散しました。
それに対して、広島県警は「そのような事実は把握していない」としており、不確かな情報に惑わされないよう注意を呼びかけています。

これらのツイートは複数の人物が聞いたうわさが元になっているとみられ、被害の大きかった広島、岡山、愛媛の各県の地名を挙げ、「自衛隊を名乗っている」「消防団の服装をしている」などという内容もあります。
「窃盗団は大阪ナンバーの車を使用」「崩れた家に入って窃盗している。たぶん中国人」などという記載もあり、投稿を見た多数の人にリツイートや転載をされて拡散しています。
避難所などでも話が広がり、ついには広島県の呉市もホームページで「窃盗団に注意してください」と掲載してしまうという、、、行政ですら混乱に巻き込まれている状況なわけですね。

「動物園からライオンやシマウマが逃げた」「レスキュー隊の服を着た窃盗グループがいる」、、、このようなデマは簡単に流せます。しかしながら、これをきちんと否定するのには、時間と手間がかかります。それは、責任ある立場の警察などの発表だと「そのような事実は把握していません」などという「回りくどい表現」になってしまうのが一因です。
たしかに可能性はゼロではありません。ですが、このような誤情報が広がってしまうと、レスキュー隊の活動に支障が出るかもしれません。
本当に泥棒がいるかもしれないからといって、デマを拡散してはいけません。

実際に、デマに注意を呼びかける記事に対する書き込みの中にも、、、
「東日本の震災の時は全国から泥棒が集まったと聞いた事があるし、あながち間違いでもないと思う」「特にコンビニに設置してあるATMなんかは狙われると思う」
、、、などと既に「〜と聞いたことがある」「〜と思う」などとデマの卵が満載なわけです。

おいらが子供の頃は、大人たちから「デマに気をつけろ」「テレビやラジオの情報以外は信用するな」と言われたものです。
しかし、インターネットが発達して「テレビやラジオの情報が必ずしも正しくない」「場合によっては捏造すらあり得る」ことを国民が知ってしまってから、状況が変わります。
実際に、鉄道の運転見合わせ〜運転再開などの情報は、テレビやラジオよりもネットの方が遥かに迅速で正確です。
特に、東日本大震災で帰宅困難になった人たちが必要とした情報に関しては、マスコミが従前の災害報道体制に固執し、混乱した挙句に満足な情報を発信できなかったのに対し、SNSが非常に有益であることを多くの人が気づいてしまった、これが転機になりました。
それ以降、ネットで色々な有益と思われる情報(もちろんその中には誤情報も含む)を流す人たちが増えるわけです。
特に、匿名性の高いSNSだと責任感が薄まるので、事実確認をしないまま流してしまう、と。
さらに厄介なのは、そのデマをリツイートや拡散する人たちの多くは「善意」でやっているという点、、、でもまぁ大昔の伝聞・伝言だけで拡がったデマは、後追い検証が非常に難しく、もっとタチが悪かったわけで、それに比べれば、現在のネット上のデマは、各人が一瞬立ち止まって検証すれば、なんとかなるわけですからね。
、、、ここはひとつ冷静になりましょう!。



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