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配慮と刺さるは盾と矛
2019年12月05日 (木) 22:22 | 編集
 
先週TVなどで話題になった厚生労働省が作ったポスターの話です。
件のポスターは、「人生の最終段階でどんな治療やケアを受けたいかを、家族や医師らと話し合っておくこと」の普及啓発のために作られたわけですが、ポスターの表現方法に多くの批判が寄せられました。
厚労省は先月26日に予定していた自治体への発送をやめ、ホームページへのPR動画の掲載も見合わせました。

このポスターが啓発し、普及させたかったこととは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)と呼ばれていて、愛称を「人生会議」といいます。
ポスターには、愛称の選定委員を務めたお笑い芸人の小籔千豊さんが、苦しそうな表情で自分の思いが正しく伝わっていなかった患者を演じています。
「命の危機が迫った時、想いは正しく伝わらない」と、もしもの時のために事前の話し合いを呼びかけているのですが、ポスターが公表された先月25日から、SNSなどで「ふさわしくない」「不安をあおる」などの投稿が相次ぎました。

全国がん患者団体連合会の理事長は、「これでは人生会議というよりは、死に方会議のポスターです。自分は死ぬとは思ってない人が考えたポスターではないでしょうか」「ACPは必要だが、その内容を誤解させかねないし、脅しとも取れる内容で啓発として有効か疑問だ。関心がない人たちに『刺さる』ことを優先し過ぎて、当事者への配慮を欠いている」と述べました。
その他にも「これは遺族を傷つける可能性がある。家族に対し失礼でもある」などの意見があり、ポスターは約1万4千部作製されましたが、厚労省は今後、患者団体など関係者の意見を聴いた上で、ポスターと動画の取り扱いを決めるとのことです。


AS20191126002866_comm.jpg


、、、まぁ難しい問題ですわな。
厚労省の意図するところは十分に解るし、患者や遺族の皆さん(当事者)の言いたい事も分かります。
要するに「現時点でその立場にない人」に届くような内容にしようとすると、当事者の皆さんが不快に思うような内容になり、その反対に当事者に配慮したマイルドな内容にすると一般の人には全く刺さらない、届かない。。。

ちなみに、おいらは当事者ですけど不快にはなりません。
でもそれは、自分が医療関係者だからかもしれませんし。。。

不快に感じないおいらでも、「このポスターを病院の待合室に貼れるか?、ましてや病室に貼れるか?」と言われれば、さすがに答えはNOですからね。
ここはひとつ、当事者の皆さんに「どのような内容なら一般の人に刺さるPRとなるか」を聞いてみたいところであります。



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コメント
この記事へのコメント
だが待ってほしい
小藪ではなく今流行りのイケメン俳優が悲しそうな顔して病室にいる写真だった場合に、同じような批判が起こったであろうか?

なかなか面白い内容だったので、オイラも違う切り口から、このネタについて考察してブログに載せてみますゾ
2019/12/06(金) 22:18 | URL | わかすg #-[編集]
そうなんですよ、小藪って敵多いですよねww
新喜劇の頃からそういうキャラ設定だったし。
彼って、若くして肉親を亡くしていて、ACP(人生会議)の必要性を痛感しているからこそ、この仕事を引き受けたという背景があるんですよね。
きっとこれ、命に関わる病の闘病経験がある、渡哲也、渡辺謙、あと大動脈解離から生還した加トちゃんだったりしたら、世の中の反応も違って、展開が変わったかもしれませんね。
僕の場合もつい最近まで人生会議していた身ですが、でも最後の方は「本当にこれで良かったのかな」と少しは考えました。でも会議していないよりは遥かにマシですから、会議しておいて本当に良かった、、、と思っています。そういう意味では厚労省のこの取り組み自体には賛成ですし、上手い落としどころを今後も探っていただきたいと思うものです。
WKSブログでの切り口、楽しみにしています。
2019/12/07(土) 03:57 | URL | MG #Qi8cNrCA[編集]
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