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口が裂けても言えない本音
2020年07月16日 (木) 22:22 | 編集
 
本日(16日)、東京都では286人の新規感染者が確認されました。
1日の感染者数としては過去最多、直近1週間の1日当たり平均感染者数は195.4人です。
今月22日から前倒しで始まる予定だった観光支援策「Go To トラベル」キャンペーンについて、多くの国民や地方自治体の首長から「この時期にやることか?」「これで感染拡大したら人災」などの批判が相次ぎ、政府は東京発着の旅行を対象から除外しました。
まさに「国民世論が政府を動かしちゃった」わけですね。  

ところで、以前にも当ブログで(2月25日、3月9日、4月10日の3回ほど)書きましたが、「経済状況が悪くなると自殺が増える」のは、これはもう避けようのない厳然たる事実です。
ここ数年の自殺者数は年間2万人余りでしたが、バブル崩壊後の就職氷河期や、リーマンショック後の経済低迷期には、年間約3万5千人近くという厳しい状況でした。


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今般の新型コロナウイルスによってもたらされた経済の落ち込みは、戦後最大の危機となることがほぼ確実で、年間の自殺者数は4万人はおろか、5万人を超えるかもしれません。
ちなみに、我が国の新型コロナで死亡した人の累計は、本日の時点でまだ1000人に達していません。
特に7月になってからは、新型コロナでは「ほぼ死んでいない」と言える状況です。


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過去最高の感染者数が確認されて、それでもなお「Go To キャンペーン」を実行したいという政府の人たちは、「新型コロナで死ぬ人:1千人」と「経済で死ぬ人:3万人」を天秤にかけているのは間違いありません。
しかも、感染拡大を防止するために再び外出自粛&休業要請をしても、もう休業補償できるだけのお金は余っていません、緊急事態宣言の時に使ってほぼスッカラカンです。
おそらく「少しでも早くキャンペーンを実行して経済を回さないと9月以降は倒産ラッシュで大変なことになる」と切羽詰まって、キャンペーン実施の前倒しを画策したのでしょう。

政府の本音はきっと「新型コロナの感染で死ぬのは、その殆どが高齢者で、平均寿命に近い年齢、、、経済で死ぬのは生産年齢人口の人たち、、、しかもその死者数の差は桁違い、、、だったら Go To やるでしょ」、ということなんだと思います。
しかしこんなこと、政府関係者はもちろんのこと、どの政治家も官僚も経済評論家も、誰も口が裂けても言えません。
言ったが最後、大炎上&袋叩きになることが確実です。

マスコミが政府の施策に反対の論陣を張るのは、以前からのお約束事ですが、今回の「Go To キャンペーン」に関しては、政府が反論できないことを確信しての国民感情形成ですからね、、、都道府県知事をはじめとした地方自治体の首長は、直接選挙で選ばれていますから「県民感情に寄り添う姿勢」を(特に投票率の高い層に)見せないわけにはいかないし、、、マスコミは、政府にとって「押しても地獄、引いても地獄」という状況を作り出すことに成功しました。
民主主義というのは、しばしばこういうことが起こります。



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