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対岸の火事じゃない
2007年01月16日 (火) 10:18 | 編集
不二家、、、

断っておきますが、先の雪印とは事件の格が違いますんで。
雪印は大量の被害者が出ていますが、不二家の方は被害者は一匹たりとも出ておりません。
、、、それでも連日こうして叩かれる。

たしかに、安全に関しては注意をしすぎるということはないでしょうけど、21世紀の世では「結果」はもちろんのこと、企業の「姿勢」も厳しく問われる、ということなんでしょう。

聞いたところによると、ISOの認証とっちゃったおかげで、牛乳をそのまま廃棄出来なくて、、、というのが背景にあるらしいですな。
がんじがらめになると、一方では「別のほころび」が必ず出るもんです。

そして、なんだかんだで結局、背後にあるのはコストの問題でっしゃろ。
企業においてコスト削減は至上命題ですから。

大企業ですらコスト削減は至上命題なんですから、ましてや下請け会社にとっては至上命題の2乗くらいのもんでしょう。
耐震偽装問題も要は同じことですものね。

で、今や、大企業が下請け会社に対して強行にコスト削減を迫るのと同じことを国が個々の医療機関に対してやり始めているんですな。
去年の4月の改定はまさにその口火。

医療機関だって背に腹は代えられないからね。
多額の借金抱えて経営の苦しい個人経営のところだったら、まずコスト削減を優先するでしょ。
競争させれば医療の質が上がる、と単純に思い込んでいる人って世の中に意外と多いんだよな~。

それに加えて、去年の4月にがんじがらめの変な「きまり」まで作ったから、別の「ほころび」がそのうち必ず出るって。

img_20070116T150335562.jpg

今日みたいな話題、おいら今まで何回も書いているけど、日本の医療って本当に今、曲がり角なんです。
そもそも世界中で今、日本ほど良い医療を誰もが安く平等に受けることが出来る国なんてないのに。

アメリカではたしかに世界最先端、最高峰の医療が受けれるかもしれないが、それはほんの一握りのお金持ちだけに与えられた特権。
バブルの頃の海外転勤組の人達はその一握りの部分を経験しているから「日本もアメリカ型の医療制度にしたらいい」と本気で思ってる人が意外と多いんですわ。困ったもんだ。

アメリカでは病院の門前払いは当たり前なんですけどね。

全ての国民が受けれる医療と言う意味では、医療の質でも費用の面でもアメリカは逆立ちしても日本にかなわない、ってことを多くの日本人は知らないし、政府もそれを国民に知らせようとしない。
アメリカ型医療に大きく舵を切ろうとしているから、知らせないのは当然のことなんだけど。

アベさん、ホントにどうなっても知らねぇぞ~、、、

補足:
実は医師の側にもアメリカ至上主義の人って結構いるんですわ。コレも困ったもんだ、、、アメリカでは一握りの医師を除いて裁量権は保険会社に握られているんですけどネ。
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コメント
この記事へのコメント
同感ですね!
私はこのまま行けば日本の医療保険制度は崩壊すると10年前から思っていますが、それは医療制度の予算が足りなくなることが第一理由でした。しかし、小泉総理になってからは、もっと危機感を持つようになりました。彼の言うには医療サービスを向上させるには、競合が必要だと平然と言っていました。つまり医療の技術や研鑽を行う時間があったら、サービスに回せということだと思います。研鑽に時間使ってると、患者が来なくなるということです。サービスと医療の質は別問題だと思うのですが、医療に携わっていない人達は、どうもサービスが良ければ医療の質が高いと思っているようですね。これは現実問題として大きな間違いなのですがね。
2007/01/17(水) 12:41 | URL | とりす #-[編集]
市場原理による競争激化は医療の質の向上につながるというのは「神話」でしょう。
競争激化は目につく部分のサービス向上にはつながりますが、目に見えない部分は最優先でコスト削減されます。
耐震強度偽装はまさにこれ。
そして医療ほど目につかない部分が大切な業種も無いと思うのですが、、、。
2007/01/17(水) 14:58 | URL | mogi #Qi8cNrCA[編集]
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